【キャンプ】野田山健康緑地公園キャンプ場に行ってきた【ゆるキャン△7巻の聖地】

夏、キャンプ場一面に広がる白世界。
2018/07/15〜07/16に訪問してきました。



野田山健康緑地公園の位置・周辺施設

周辺地図


野田山健康緑地公園キャンプ場(もしくは金丸山キャンプ場)は富士市にある市営のキャンプ場です。
ゆるキャン△本編で言及されていたように、無料で、富士市街地や富士山の眺望が良いキャンプ場です。

基本情報

無料のキャンプ場ではありますが、予約が必要になります。
富士市役所の林業課まで予約の電話を入れてください。

参考リンク:
野田山健康緑地公園(金丸山)キャンプ場 | 富士じかん

一度、台風の近い週末に予約を入れてしまい、前日になって担当者さんから心配のお電話をいただいた事があります。
野田山は携帯の電波が入りづらく緊急の連絡が通じる保障がないこと、天候などで林道が荒れやすいことを説明されました。
もちろん、その週はキャンプを見送りました。
東海沿岸部は台風や大雨の災害が悪化しやすいので、少しでも危ないと感じたらすぐに撤退できるようにしてください。


富士川駅からの道のり

富士川駅

今回、なでしこちゃんと同じく富士川駅からキャンプ場まで歩くことにしました。
横浜駅から熱海駅、沼津駅と、普通電車を乗り継いで2時間ちょっとで富士川駅に到着しました。

毎度、地方鉄道の駅に降り、陸橋を登っていくこの瞬間がワクワクします。
今回はどんな旅になるんだろう。

陸橋の通路に貼られた、地元のポスターを眺めるのも、また一つの楽しみです。
「都会の喧騒から離れたこの地は、何を観光客に力を入れてアピールしたいんだろう。」
「写真の撮り方が上手いなぁ。ちゃんとプロを雇ってるんだなぁ。」
素直にポスターの伝えたい内容を受け取らずに、制作側の意図を感じ取っていく、そういう遊び方も出来る歳になりました。

線路の続く景色を見たり。

改札口が見えてきました。
SuicaなどのICカードですと、首都圏エリアで乗った場合、熱海駅までしか使えません。
もし、Suicaで乗ってしまった場合、降りた駅改札の駅員さんに精算を依頼してください。

横浜駅でSuicaを使って、そのまま富士川駅に来てしまったので、駅員さんに精算していただきました。
毎度、Suicaが首都圏エリアから東海エリアにまたがって使えないことを忘れてしまって申し訳ないです……いや、早く日本全土でICカードを統一して使えるようにしてください。お願いします。

富士川駅前にあった新聞の自動販売機。
今どき見ないですね。というより、始めて見ました。まだ利用されているのでしょうか。

謎の座布団と麦わら帽子。

富士川駅の全貌です。
タクシーや家族待ちの乗用車が駐車場に数台止まっており、電車が来る度に人を乗せ、駅前は閑散とするのでした。

市街地の道のり

金丸山まで行く道には大きく2つあります。

1つが、なでしこちゃんと同じ、富士川駅方面(金丸山から見て東側)から山道を経由していくルート。こちらは本格的な山道になってきますし、整備されていないこともあるようなので、車やバイクでの走行はつらいと思います。

もう1つが蒲原方面から北上していくルート。こちらの道は、ほぼ舗装されているので、車でも向かいやすいです。ただし、すれ違いの難しい箇所も多いので、車の方はある程度覚悟していってください。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

富士川駅から野田山健康緑地公園キャンプ場のある金丸山へ向かいます。
まずは駅の目の前にある歩道橋を渡って行く、その前に……。

……近くのスーパーで買い出しを……。

……買い出しをしようとしたのですが、開店していませんでした。
地元のスーパーは開店日が未定なので、補給の頼りにしてしまうと、往々にして期待を裏切られることがあります。
この日はさらに歩いて、コンビニでキャンプ場までの補給食と水分、食料を買い込みました。
キャンプ場までの道のりは5, 6 kmくらいと長いですし、夏ですと発汗量が多くて脱水に陥りやすいので、水は多く持っていって困ることはありません。

気を取り直して、駅前の歩道橋へ戻ってきました。
歩道橋から金丸山を望みます。遠いなぁー……。

住宅街の小さな道を歩いて行きます。

綺麗に彩色されたマンホール。
この地にはかぐや姫の伝説があるのでしょうか。

和菓子屋さんで美味しそうなどらやきが販売されていましたよ。
この日は閉店していて、買っていけませんでしたが……。

野田山を示す小さな看板がありました。あと5 km。

こちらの道で本当にあっているのか心配になります。が、大丈夫です。あってます。
キャンプ場に向かうSUV(キャンパーがよく乗っていそうな、荒れた道でもドンドン走破しちゃうタイプの車)が何台も向かっていきました。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

ここで住宅街が途切れ、山道が始まります。

もと来た道を振り返ると、何も無い閑静な住宅街が佇んでいました。

山の道のり

さて、前方に見えるトンネルをくぐって山道へ突入していきましょう。
早速工事中の文字が見えますが、この日は通行規制が無かったので、素通りできました。

2019年11月9日まで工事があるようですね。
この記事を書いているのが平成30年12月なので、まだ1年近くありますね。
車両通行止めがあるようなので、車やバイクの方は、道路状況を要確認です。

半分埋もれた形の小屋。三角屋根のてっぺん付近に「川坂堺町水道」の文字。
山の中にも水道管が通っているようですね。

良い斜度の坂を見ると、写真を撮りたくなるのは、自転車に乗ってて坂の手前で一息ついて気合を入れつつ、坂を撮ってた習性が染み付いてきているんですかね。
自転車ではなく、歩きの登坂でも、斜度の大きな坂を歩くのは一苦労です。

しばらくすると、開けた場所に出ました。

登っている途中でも、富士市を一望できる良い道です。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

ここで良い景色を観てしまったら、キャンプ場から見下ろした時の感動が薄れると思うじゃないですか。
大丈夫です。冒頭でキャンプ場での写真をお見せしたように、夏の間、静岡は霧が発生しやすいのです。
キャンプ場からの景観は全く見られなかったので、良い景色はここで見納めになります。悲しい。

しばらくは舗装路を歩いていくことになります。
遠くに野田山が見えてきたのでパシャリ。

一つ前の写真、手前側にはキウイ畑が広がっていました。
パインウッドオートキャンプ場付近にもキウイ畑がありましたね。

まだまだ舗装路です。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

目印の風車が見えてきました。

先程の風車から数メートル先に山道への入り口があります。

手作り感のある、野田山への道を示す看板。
全面通行止めの看板に「現在規制なし」の表示があったので、そのまま進むことにしますよ。

道幅がかなり狭いので、ここを車で来ようと思わないほうがいいですね。
徒歩、もしくは自転車、バイクが無難でしょうか。
(この道をスーパーカブ110で来た友人は「キツい」と言っていました。)

ここの道端にもキウイ畑が。

この後の道路状況は、写真を列挙しておきますので、ご確認ください。





道端にひっそりと小屋が建っていました。


7月の季節はずれに咲く紫陽花(あじさい)。
山奥や高地ですと、6月よりも遅い時期に綺麗な紫陽花が楽しめます。


施設道 金丸支線に入っていきますよ。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

このあたりから、森の深部に足を踏み入れていく感じがしました。
夜歩いたら明かりが周りにないですし、獣に遭遇しそうですし、怖いですね。



施設道 金丸支線の細い林道を抜けました。




あとちょっとです。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より


最後の坂を登って……

野田山健康緑地公園キャンプ場に着きました。
(大量の道のり写真を見てきたみなさんも)お疲れ様です。


野田山健康緑地公園キャンプ場

駐車場

※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

駐車場は見た感じですと10台前後停まれるようでした。

駐車場が空いていない場合、臨時駐車場が離れた場所にありますので、そちらに停められます。
近くの駐車場で荷降ろしして、車は臨時駐車場に停めれば良いかと思います。

広場

広めの芝生広場があるので、ここでテントを張ることが出来ます。

かなり広いので、繁忙期以外は他の利用者を気にせず、好きな場所にテントを張れそうです。

トイレ

新設のトイレがありました。
かなり綺麗でした。

炊飯棟

※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

こちらが炊飯棟ですね。
なでしこちゃんが呟いているように、このキャンプ場では炊飯棟以外で火を使ってはいけません。

炊飯棟の内部ですね。

洗い場と

焚き火の出来るかまどが数基設置されています。

東屋

広場の片隅に建っている、かなり大きな東屋です。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

土砂降りになったりした場合、この東屋に避難出来そうですね。

展望広場

※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

広場の端っこに小さな祠があります。
何の神様を祀っているのか、わかりませんが、キャンプ場が出来る前から建っていそうですね。

祠の近くに、公園にありそうな普通サイズの東屋も建っていました。
ベンチとテーブルがあるので、広場を眺めながら軽食をいただけそうです。

さらに白い砂利の敷き詰められた道を歩くと、展望の良い、開けた場所にたどり着けます。

展望広場から、先程の東屋を見下ろしています。

広場より少し高い場所にあるので、テントがよく見えます。
この日は残念ながら、市街地や駿河湾までは眺望できませんでした。


※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)7巻より

見えません。

夜の風景

夜。ライトで照らすと、細かい水滴が見えるほどの濃い霧があたりを包み込みます。

霧がかかっていたので、案の定、夜景はよく見えませんでした。
冬の空気が澄んだ時期に、また来て夜景を眺めていたいですね。

そのかわり、霧がかかっているのと、あちこちで灯されるランタンの明かりで、幻想的な光景が見られました。

湿気と暑さにやられながら、冷たいビールをいただき、霧の夜はふけていったのでした。


今回の記事はかなり長くなってしまいましたので、今日はこの辺で。ではではー。


この記事で紹介したコミック



2 件のコメント :

  1. はじめまして、いつも楽しく参考にさせていただいてます。
    私も同じ日に行っていた驚きました(バイクが映ってる写真のトランクが開いてる銀色SUVが私の車)
    私も金丸支線から行ったのですが、引き返すにも狭すぎて前に進むしかなくて苦労しました。
    この日は濃霧がすごかったですね、お互いまた晴れた日に夜景を楽しみたいですね。
    また楽しみに見させていただきます。

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  2. こんにちは。いつもご覧になっていただき、ありがとうございます。
    同じ日に訪問しているとは奇遇ですね!
    車で金丸支線を走破されるとはチャレンジされましたね……とはいえ、事前にお知らせされないと路面状況はわからないですものね。
    冬キャンにはない濃霧の雰囲気も良かったですが、やはりスッキリ晴れた日に夜景を楽しみたいですよね。
    遅々として筆が進みませんが、これからも淡々と記事は書いていきますので、お時間のあるときにどうぞお楽しみください。

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