【モノ】ハリオ フィルターインボトルを導入したお話

冷茶をいただくのが習慣化しました。


いきさつ

知り合いから中村藤吉本店の水出し煎茶をいただいていました。しかし、僕の家ではお茶を淹れないので、急須やポットがありません。なので、ずっと水出し煎茶を持て余していました。

「何か良さそうなポットは無いものか」と、長い期間気にかけていると、ポットを購入する判断基準といいますか、欲しい(もしくは選びたくない)ポットの条件がだんだん明確になってきます。

-おばあちゃんの家にあるような、普遍的な麦茶ポットは除外
 ・本体全体がプラスチック製なので、茶渋の汚れが落ちにくい。
 ・角ばっていると、角が洗いにくい。
 ・妥協して選んでいる感じがして嫌だ。
 ・出来ればスタイリッシュ・オシャレなものが良い。

-茶こしがあらかじめ付いているもの
 ・別途茶こしを買わなくて済むし、別々に置いておくのが面倒くさい。
 ・出来ればプラスチック製のもの。ハイターにつけ置きして綺麗にできる。

意識的にも、無意識的にも、こういう判断基準を持って街をふらついていると、アンテナを広げてモノを探索しているようなものです。そうして名古屋ハンズのセレクトショップ「男の書斎」に寄った時、アンテナに引っかかるポットがありました。それがハリオ フィルターインボトルでした。

話は逸れますが、「男の書斎」には男心をくすぐるアイテムが店内にギッシリと置いてあります。見てるだけでもかなり楽しいので、名古屋駅で時間を持て余している際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

JR名古屋高島屋内10F東急ハンズ「男の書斎」11月3日リニューアルオープン。(​SILVER ACCESSORY×CROCODILE)

開封の儀


こんな箱に入っています。デザインが凝っていますね。


箱から出したところです。外国の雑貨屋にあっても、違和感のないデザインです。


ボトルの首から取扱図が下げられています。栓と注ぎ口はシリコーンゴム製で、ある程度の柔らかさがあります。


注ぎ口を取り外したところ。フィルターに透明シートがかぶさってますね。フィルターはポリプロピレン製です。


本体は耐熱ガラスです。耐熱温度差が120℃なので、本体に沸騰したお湯を注いでも割れることは無さそうです。しかし、取扱説明書に「熱いお飲み物を入れると、シリコーン部分が軟化してはめあわせがゆるくなることがあります。」とあるので、基本的に熱いものは入れないほうが良さそうです。


取扱説明書。ハリオの製品ページにも取扱説明書のpdfがあります。
要約すると、「茶葉15gと水750mlを入れて栓をしめ、冷蔵庫で3〜6時間置いておけば水出し茶ができますよ。飲む前にくるくる回して、底に沈んだ茶葉をポット全体に広げるといいですよ。」って感じです。

使った感想


そんなワケで実践。水出し煎茶を15gほど目分量で入れます。最初は茶葉が浮いていますが、どんどん沈んでいきます。


一部は水面に残りました。


大多数は底に沈んでしまいました。間接的に、人間社会の縮図を想起させられます。……つらい。
注ぎ口と栓を閉め、このまま冷蔵庫で放置します。


翌朝、水出し煎茶ができあがっていました。茶葉は開き切っています。ボトルを適度に回して撹拌し、茶葉を全体に広げてから注ぎます。

まず香りを試してみると、煎茶の爽やかで甘い香りが楽しめました。市販のボトル入り緑茶では味わえなかった新鮮な感覚です。これだけで癒やされます。

味も新鮮でした。お湯で煎茶を淹れると、渋みがどうしても出ます。それが水出しだと全く出ませんでした。煎茶特有のほのかな甘味と、適度な苦味、そして雑味の無いクリアな味わいでした。気分もリフレッシュして良いですね。

朝でも、夕方でも、夜でも。
ただの水分補給としてのお茶を、一段階格上げされた、そんな体験ができました。

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今日はこのへんで。ではではー。







2017/03/22追記


先日、伊勢に立ち寄ったついでに、宇治園内宮前店で升茶を手に入れてきました。
伊勢茶が500 gほどで1,080円とお安くなっているので、日常的にお茶を飲む人には有り難いです。

ちなみに、フィルターインボトルで冷茶をつくるとすれば、32.4円で750 mlの香り高い冷茶がいただけます(フィルターインボトルの初期投資と、水のコストは考えないものとする)。市販のボトル入り緑茶と比較してみても、案外安いものです。

むしろ、
「毛茸(お茶っ葉の産毛)が浮くほどの良いお茶を、こんなにゴクゴク飲んでしまって良いのだろうか。」と思ってしまいます。そう思いながらも冷茶を味わい続ける、そんな毎日を送るのでした。



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