溶剤をスプレーして、ブラシでこすって、ホースを用意してきて、大量に水をかけて洗浄して、布切れで汚れをとって……あんなに大変だったチェーン掃除は、「チェーンをセットして回した後に、溶剤を拭き取るだけ」になりました。
山道に行けば、泥や砂利が付着しています。草木も付着してしまっています。
海沿いに行けば、砂や塩気でジャリジャリしてしまいます。
その中で一番汚れるのがチェーンやギア周りです。
チェーンには道路のホコリなどがビッシリと付着してしまい、動かすとギシギシする感触が伝わってきます。
テンションプーリー(上写真のギア型の滑車部分)や、ガイドプーリー(テンションプーリーの上にもう一つ付いているギア型の滑車部分)の外周には、必ず汚れが付着します。
リアディレイラー(変速装置)とガイドプーリー(写真では見えづらいです)も、ホコリや機械油で汚れまみれになっています。
さて、これらの汚れをキレイにしたいのですが、自転車の洗浄方法や使う溶剤は様々な種類があるようです。
参考リンク:
【プロ直伝】ロードバイクの洗車方法【簡単&水入らず】 - ヘルニア持ちのロードバイク記録
自転車掃除方法!ロードバイクやクロスバイクはこうする! - 彩 on your world
モータウンチェーンデグリーザーで3週間洗わなかった自転車を洗った結果 - IT技術者ロードバイク日記
ここで、洗浄方法を選定していく際に考えた基準は、「面倒くさがりでも簡単に洗浄できること」「出来るなら水洗いしなくて良い方法」でした。
洗浄をするのが難しかったり、手順や道具が多すぎると、僕の場合とりかかるまでに「やる気」が必要になります。かといって、自転車がドロドロのまま放置されてしまうのは嫌なので、面倒くさがりの僕でも簡単に洗浄できることが一つの選定基準でした。
また、賃貸物件では、自転車を大胆に水洗い出来る場所やホースがありません。
かといって、自転車を洗浄するためにコイン洗車場に行くのも面倒です。
簡単で、水洗いしなくて良い洗浄方法を探したところ、パークツールのチェーンクリーナーがあることを知りました。
参考リンク:
パークツール CM-5.2 チェーンクリーナーを使って洗浄が劇的に変わった - IT技術者ロードバイク日記
やり方を見ても、簡単に出来て、チェーンの洗浄効果も高そうでした。
チェーンしか洗浄出来ない欠点はありましたが、そもそもチェーンの洗浄が一番大変で、やる気を削がれる要因でした。
それが簡単にできるならと、購入に踏み切ったわけです。
左上から反時計回りに、取扱説明書と洗浄用の溶剤、チェーンクリーナーの取っ手、チェーンクリーナー本体、スプロケット洗浄用のブラシになります。
パーツ重量や各部パーツなどの説明は、参考リンクにて既にされているので、ここでは省きます。
参考リンク:
パークツール CM-5.2 チェーンクリーナーを使って洗浄が劇的に変わった - IT技術者ロードバイク日記
溶剤容器のふたは押し込みながら回すと外れます。海外のサプリメント容器によく採用されている形式のふたですね。
締まっていても、ふたが浮いてユルユルだったり、ふたが外れなくても焦っちゃいけません。焦りました。
本体の上側を開けて、溶剤を指定された量入れます。
本体に "FILL"と書かれている線まで、約40 mLでしょうか。
チェーンを本体の真ん中にセットします。
本体の上側をかぶせて、二箇所の留め金で固定します。
留め金の力は強く、本体の上側と下側がしっかりと固定されます。
固定した後は、クランク(ペダルの付いている部分)を、漕ぐ方向とは逆に30回転させるだけです。
チェーンクリーナー本体がチェーンを強めに挟むので、チェーンクリーナー本体の位置を動かしてしまうと、フロントギアからチェーンが脱落してしまいます。特に、洗浄開始したばかりだと、汚れによってチェーンの動きが悪いので、脱落しやすいかもしれません。
あと、自転車によってはテンションプーリーとクランクの間が狭く、作業の妨げになるかもしれません。あらかじめ後ろのギアを変速して、作業の妨げにならないようにしておけば何とかなると思います。何とかなりました。
洗浄終了しました。
汚れでドロドロになっています。
溶剤はスポンジに吸われた分と、チェーンに吸われた分が少なくなっていますね。
チェーンを回しているとき多少溶剤が垂れるので、付近に汚したくないものは置かないほうが良いです。
どうです、チェーンが見違えるようになりましたね?
テンションプーリーやガイドプーリーにも少々溶剤が染みているので、布切れで汚れを取ってやります。
(反省点なんですが、テンション・ガイドプーリーは、洗浄中にチェーンへの汚れが付着しなくするために、あらかじめ汚れを取ってやったほうが良いかもしれません。)
スプロケットにも少々溶剤が染みているので、汚れが酷すぎる場合は付属のブラシでこすってやれば良さそうですね。
チェーンに染みている溶剤を布切れで拭き取ってやります。
これで洗浄は終了です。使い始めだったので手間取りましたが、ここまで15分で終わりました。
チェーン洗浄に30分以上かかって、それでもここまで綺麗に出来なかったことを考えると、良い買い物をしたと思います。
チェーンクリーナー本体の下には磁石が付いており、金属製の汚れが付着するような仕組みになっています。
写真でお見せしていますが、底部分に黒い汚れが見えますか?これは全部、金属製の汚れです。
外側から金属製の汚れを見たところです。中央の丸っぽいのがそれになります。
思ったよりも多く出てきていて、衝撃を受けましたね……。
磁石部分は取り外し出来ますので、金属製の汚れは洗い流す事ができます。
次回の洗浄時に持ち越さなくて済みますね。
よく僕は自転車旅に出て、ドロドロにしてしまう機会も多いので、買ってそれで満足するだけでなく、ちゃんと活用してやれるであろうモノを導入できたのは嬉しいですね。
自転車旅でも、さらに快適に走れるようになりそうです。
さて、今日はこの辺で。ではではー。
チェーンクリーナー本体のみでも販売されていますね。
洗浄溶剤の替えもあります。472 mLあるので、セットに付属していた溶剤の2倍容量がありますね。
導入のきっかけ
長期の自転車旅に行くと、自転車のあちこちが酷く汚れます。山道に行けば、泥や砂利が付着しています。草木も付着してしまっています。
海沿いに行けば、砂や塩気でジャリジャリしてしまいます。
その中で一番汚れるのがチェーンやギア周りです。
チェーンには道路のホコリなどがビッシリと付着してしまい、動かすとギシギシする感触が伝わってきます。
テンションプーリー(上写真のギア型の滑車部分)や、ガイドプーリー(テンションプーリーの上にもう一つ付いているギア型の滑車部分)の外周には、必ず汚れが付着します。
リアディレイラー(変速装置)とガイドプーリー(写真では見えづらいです)も、ホコリや機械油で汚れまみれになっています。
さて、これらの汚れをキレイにしたいのですが、自転車の洗浄方法や使う溶剤は様々な種類があるようです。
参考リンク:
【プロ直伝】ロードバイクの洗車方法【簡単&水入らず】 - ヘルニア持ちのロードバイク記録
自転車掃除方法!ロードバイクやクロスバイクはこうする! - 彩 on your world
モータウンチェーンデグリーザーで3週間洗わなかった自転車を洗った結果 - IT技術者ロードバイク日記
ここで、洗浄方法を選定していく際に考えた基準は、「面倒くさがりでも簡単に洗浄できること」「出来るなら水洗いしなくて良い方法」でした。
洗浄をするのが難しかったり、手順や道具が多すぎると、僕の場合とりかかるまでに「やる気」が必要になります。かといって、自転車がドロドロのまま放置されてしまうのは嫌なので、面倒くさがりの僕でも簡単に洗浄できることが一つの選定基準でした。
また、賃貸物件では、自転車を大胆に水洗い出来る場所やホースがありません。
かといって、自転車を洗浄するためにコイン洗車場に行くのも面倒です。
簡単で、水洗いしなくて良い洗浄方法を探したところ、パークツールのチェーンクリーナーがあることを知りました。
参考リンク:
パークツール CM-5.2 チェーンクリーナーを使って洗浄が劇的に変わった - IT技術者ロードバイク日記
やり方を見ても、簡単に出来て、チェーンの洗浄効果も高そうでした。
チェーンしか洗浄出来ない欠点はありましたが、そもそもチェーンの洗浄が一番大変で、やる気を削がれる要因でした。
それが簡単にできるならと、購入に踏み切ったわけです。
ParkTool チェーンギャング チェーンメンテナンスセット CG-2.3
同梱品
早速、Amazonから届きました。左上から反時計回りに、取扱説明書と洗浄用の溶剤、チェーンクリーナーの取っ手、チェーンクリーナー本体、スプロケット洗浄用のブラシになります。
パーツ重量や各部パーツなどの説明は、参考リンクにて既にされているので、ここでは省きます。
参考リンク:
パークツール CM-5.2 チェーンクリーナーを使って洗浄が劇的に変わった - IT技術者ロードバイク日記
洗浄作業
さて、説明書を読みながら洗浄を開始していきましょう。溶剤容器のふたは押し込みながら回すと外れます。海外のサプリメント容器によく採用されている形式のふたですね。
締まっていても、ふたが浮いてユルユルだったり、ふたが外れなくても焦っちゃいけません。焦りました。
本体の上側を開けて、溶剤を指定された量入れます。
本体に "FILL"と書かれている線まで、約40 mLでしょうか。
チェーンを本体の真ん中にセットします。
本体の上側をかぶせて、二箇所の留め金で固定します。
留め金の力は強く、本体の上側と下側がしっかりと固定されます。
固定した後は、クランク(ペダルの付いている部分)を、漕ぐ方向とは逆に30回転させるだけです。
チェーンクリーナー本体がチェーンを強めに挟むので、チェーンクリーナー本体の位置を動かしてしまうと、フロントギアからチェーンが脱落してしまいます。特に、洗浄開始したばかりだと、汚れによってチェーンの動きが悪いので、脱落しやすいかもしれません。
あと、自転車によってはテンションプーリーとクランクの間が狭く、作業の妨げになるかもしれません。あらかじめ後ろのギアを変速して、作業の妨げにならないようにしておけば何とかなると思います。何とかなりました。
洗浄終了しました。
汚れでドロドロになっています。
溶剤はスポンジに吸われた分と、チェーンに吸われた分が少なくなっていますね。
チェーンを回しているとき多少溶剤が垂れるので、付近に汚したくないものは置かないほうが良いです。
どうです、チェーンが見違えるようになりましたね?
テンションプーリーやガイドプーリーにも少々溶剤が染みているので、布切れで汚れを取ってやります。
(反省点なんですが、テンション・ガイドプーリーは、洗浄中にチェーンへの汚れが付着しなくするために、あらかじめ汚れを取ってやったほうが良いかもしれません。)
スプロケットにも少々溶剤が染みているので、汚れが酷すぎる場合は付属のブラシでこすってやれば良さそうですね。
チェーンに染みている溶剤を布切れで拭き取ってやります。
これで洗浄は終了です。使い始めだったので手間取りましたが、ここまで15分で終わりました。
チェーン洗浄に30分以上かかって、それでもここまで綺麗に出来なかったことを考えると、良い買い物をしたと思います。
チェーンクリーナー本体の下には磁石が付いており、金属製の汚れが付着するような仕組みになっています。
写真でお見せしていますが、底部分に黒い汚れが見えますか?これは全部、金属製の汚れです。
外側から金属製の汚れを見たところです。中央の丸っぽいのがそれになります。
思ったよりも多く出てきていて、衝撃を受けましたね……。
磁石部分は取り外し出来ますので、金属製の汚れは洗い流す事ができます。
次回の洗浄時に持ち越さなくて済みますね。
よく僕は自転車旅に出て、ドロドロにしてしまう機会も多いので、買ってそれで満足するだけでなく、ちゃんと活用してやれるであろうモノを導入できたのは嬉しいですね。
自転車旅でも、さらに快適に走れるようになりそうです。
さて、今日はこの辺で。ではではー。
記事の中で出てきたモノ
今回導入したセットです。洗浄溶剤は236 mL入っているので、6回は洗浄出来ますね。チェーンクリーナー本体のみでも販売されていますね。
洗浄溶剤の替えもあります。472 mLあるので、セットに付属していた溶剤の2倍容量がありますね。
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