【はじめてのロングライド】東京→名古屋の370kmを走ってきたお話 (その9)

【はじめてのロングライド】東京→名古屋の370kmを走ってきたお話 (その8)の続きです.




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前の記事で ”あとは名古屋までひた走る”と書きましたが、岡崎城にちょっとだけ(ほんの10分くらい)立ち寄っています。
城、寺社仏閣、古民家などの古い建造物の雰囲気が好きなので、目に入るとどうしても、ふらふらっと入りたくなるのですよ。




まだ開館時間でなかったので、遠くから岡崎城を臨みます。
天守閣の最上階に網が張り巡らせてあるので、展望できるんでしょうね。
また岡崎に立ち寄った時には登りたいなぁ。




徳川家康の忠臣、本多忠勝の銅像が鎮座していました。
槍を携え、どっしり構えて勇ましい姿です。




その一方で主の徳川家康の扱いといったら。
自戒のために描かせた、恐怖におののく自画像が石像になっているなんて、思いもよらなかったでしょう。
しかも居城内に。
発案者は何を思って、ここに建てたんだろう……。





所々に葵の御紋が見られます。




時計のデザインも古めかしくて、良いなと思ったので、パシャリ。




10分ほどの滞在を終え、気分を入れ替えつつ1号線に戻るのでした。
1号線沿いには味噌工場があり、しばらくお腹の空くような香りを嗅ぎながら走ります。
名古屋県民は味噌が大好きですからね、しょうがないですね(それでも名古屋県民一人あたりの味噌の消費量は全国で20位台です)。




名古屋市内に突入しました。
交通量が多いので、路側帯を走っていても怖いですね。
名古屋走りには気をつけないと(過去に名古屋走りのせいで事故に遭ってるので、まだ怖いです)。




鶴舞公園の字が見えてきました。
ゴールは名古屋駅にしようと思っていましたが、人通りが多そうですし、何よりも交通量が多い中を走るのが面倒になってきたので、鶴舞をゴールに設定することに。
本音を言うと、気力の限界に達していました。
”鶴舞も名古屋市内だし、ここゴールにしてしまおうぜ。”という自分の中の悪魔に負けてしまいました。
睡眠欲も高まり、理性があまり働かなくなってきたので、”早く帰ってシャワー浴びて寝てしまいたい”欲望に忠実になったといいますか。




そんなこんなお粗末な感じではありますが、鶴舞公園前でゴールとなりました。
”東京→名古屋走りきっていないじゃん”というツッコミがあれば、そのとおりだと思います。ハイ。




ただ、今までに200キロを走ったことが無かったところから、300キロ超の距離を走れるようになったことで、かなり自信が付いたように思います。
走れるようになったというよりは、走れることがわかったと言ったほうが正確でしょうか。
眠気と疲労と、自分の中の限界を更新したという、今までにない達成感をもって帰路についたのでした。





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