【写真】美瑛で写真趣味のおじさんに教わったこと


数年前、冬の美瑛を訪れたことがあります。
その時に会った写真趣味のおじさんに、多くの名所に連れて行っていただきました。
写真撮影についても、数多くのアドバイスをいただきました。

デジタル一眼レフカメラを扱いきれない超初心者の僕達には示唆に富んだものなので、ここで紹介させていただきます。今後、何らかの上達に繋げられたら幸いです。

縦と横を必ず撮る


例えば、横で撮ったこの場面。
雪原と木陰の広がりを表現するために、横で撮りました。

そこで、「1つの場面で、必ず縦と横の写真を1枚は撮るようにしたら良いよ。」とアドバイスをいただきました。


アドバイスを受けて撮った写真がこちらになります。
横向きの写真とは違ったイメージになりましたね。
木と木陰が、北の大地に凛として立っている姿が印象的です。

同じ場面でも、縦と横の構図が変わると印象も変わります。

色んな角度から撮る


この場面で、太陽と木、影、雪丘をバランス良く撮ろうとしていました。
今度のアドバイスは「1つの場所にとどまらずに、色んな角度から撮ってみたら。」です。


道路から撮っていたので、すたすた歩いて場所を変えてみます。
数十メートルほど歩いて撮っただけで、最初の写真とは印象が変わりました。


太陽と木のバランスを取るのではなく、重ね合わせてみると、芸術点が高くなりましたね。
色んな角度から撮っても印象が少しづつ変わっていきます。

早朝・夕方に撮る


3番めに受けたアドバイスが「出来れば早朝・夕方に撮るように。陽が低いうちに撮ること。」でした。

上の写真は、真昼に撮った雪丘です。
全体が真っ白で、のっぺりした印象です。


違う場所ですが、夕方に撮った雪丘です。
陽が低いことで横から光があたるため、のっぺりした印象が消えて、丘の陰影がつくようになりました。
また、場所によっては、木陰が長く伸びて印象的になります(上で紹介してきた写真を見ていただけるとわかると思います)。

設定を変えながら枚数を撮る


この撮影時点ではフルオート機能で撮っていたのですが、「この景色を前に、それは勿体無い。色々設定を弄らなくちゃ。」とアドバイスされました。


後々わかってきたことですが、明暗(EV, Exposure Value)やシャッタースピード、絞り(F値)を自分で設定することで、カメラ任せのフルオート機能に頼らずに、自分の思い描いたような写真が撮れるのです。

枚数を撮る


現地では、カメラの小さなディスプレイを見て写真の出来を確認します。そして、「良い写真が撮れた」と満足するわけです。
それでも、帰宅してパソコンのディスプレイに映してみると、満足な写真はほとんどありません。
ピンぼけ、色味、構図の甘さ、意図しない被写体の映り込み……などなど……。
これを踏まえて「少しでも撮影の成功率を上げるために、特に初心者は1つの場面で枚数を撮るように。」とのアドバイスもいただきました。

おじさん曰く、「ほぼ毎日美瑛で撮影しているけど、今まで満足する出来の写真は数枚しかないんだ。」と。
写真の世界は突き詰めればそこまでいくのだな、と感じさせるエピソードです。

とにかく毎日撮る


技術的な話ではありませんが、「どうしたら思い描いたイメージ通りに撮れるんだろうか?」や「プロが出版した写真集のあの写真を再現するにはどうすれば出来るんだろう?」といった試行錯誤を日々実験していくこと。何度も何度も量をこなすことで、考えなくても出来るようになっていく、とのことでした。



さて、長くなりましたね。
最後にわんわんおの写真を載せて、お別れとしたいと思います。
それでは、またまたー。


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