【写真】「山岳写真を撮るための登山知識と撮影技術」を購入して読んだお話


山写さん @Photograph_mt さんの「ノート」を購入しました。



「ノート」とは

note ――つくる、つながる、とどける。

ノートとは、自分で作成した文章、写真、イラスト、音楽、動画などを販売するためのウェブサービスです。もしくは、それらのコンテンツそのものを指してノートと呼ばれます。
もちろん、無料でコンテンツを配信することも出来ます。
僕の理解では、FacebookやTwitter、ブログなどの内容を有料で販売できるようにしたウェブサービスと捉えています。


購入した動機

山岳写真を撮るための登山知識と撮影技術をnoteにまとめました | 登山と写真で仕事をしている人。

山写さんが作成されたノートは、もともとfinetrack TOKYO BASE(finetrackの直営店)で講演された内容でした。僕も講演を聞きたかったのですが、あっという間に定員に達してしまったのでした。

講演の内容としては、山岳で写真撮影する危険性とリスク回避の方法を主に説明されたようです。山岳写真は撮らないものの、冬期の高原キャンプなどで写真撮影をするので、そのリスク軽減をしたい欲求がありました。あと、プロの山岳写真家の視点から重要なテクニックが何なのか知り、構図などの撮影テクニックを磨きたい、というのもありました。

今回、講演内容の載ったノートが1,000円で販売されていたので、迷わず購入に踏み切ったのです。自宅からfinetrackのある原宿までの往復交通費よりも断然安いじゃありませんか。


読んでためになったこと

ネタバレ防止のため、内容の一部を紹介させていただきます。

1. 登山での大きなリスク要因・リスク軽減策

登山においてはリスクがありますが、写真撮影をするとなると、それよりもリスクが大きくなります。主に低体温症のトラブルが考えられます。トラブルが何故発生しやすくなり、それらのトラブルをどのように回避することが出来るのか。どのようなウェアシステムの考え方をすれば良いのか、パッキングはどうすれば良いか、初心者は特にどういうことに気をつけて山行すればよいのか説明されています。

2. マニュアル撮影・構図の決め方

山写さんの経験から得られた最適解を紹介されています。あくまで最適解であって、正解ではありません。ですが、各地アルプスなどの過酷な環境で撮影されている経験からの最適解なので、信頼性が高いです。
以下の疑問をお持ちの方なら、疑問が解消されるでしょう。
・山岳シーンで広角・標準・望遠レンズはどんな場面で切り替えて使用すればよいのか
・山岳シーンでどの絞り値(F値)を選択していけばよいのか

また、写真撮影の際に何も考えずに撮って、平凡な写真になる経験が多い方なら、このノートを読む価値があるでしょう。まず、実際の山岳写真を用いて、ヨーロッパの山岳写真シーンで多用される構図の説明をされます。
・複合三分割法
・フィボナッチ黄金比
・放射配列

次に、実際の槍ヶ岳山頂付近のパノラマ写真を用いて、風景からどのように写真を切り抜いていくのか、複数のパターンを学ぶことができます。ここでも構図の原則に従って風景が切り抜かれていくので、ごくごく初心者でも納得しながら読み進められるでしょう。読み進められました。


他にも、手ブレしづらい構え方、被写体への光の当たり方を考慮する、などは新たに学べた内容です。

簡潔にまとめられつつも、山岳写真をした経験が無い自分にとっては、基礎の多くを学べました。これからのシーズンは高原でも暑くなるばかりですが、撮影技術や構図については試せることが多いですね。
(写真はゴールデンウィーク中の四尾連湖です)

といったところで、今日のところはここまで。
ではではー。


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