【コケ写真】みどり池・本沢温泉付近

冬季の八ヶ岳周辺のコケを撮ってきました。(2019/02/09撮影)


稲子湯〜みどり池

稲子湯付近の駐車場からみどり池、本沢温泉に向かう登山道でコケを見つけたので撮ってきました。
冬場のコケは枯れたようになってしまっていると思いがちですが、案外元気に生えていたりします。
中学生の地理の教科書に、極寒のツンドラ地帯でもコケが生えていて、トナカイの貴重な飼料になっていると書かれていた記憶があります。
八ヶ岳周辺はツンドラやタイガ気候に比べて、ずっと温暖なので、冬場にコケが生えていてもおかしくないのかもしれません。

そもそも八ヶ岳周辺はコケ愛好家にとって格好の観察ポイントです。
ちょろっと調べてだけで、光学機器メーカーのホームページで紹介されていたり、北八ヶ岳エリアでコケを観察する会が結成されているほどです。

参考リンク:
白駒の池・苔と原生林 | 長野県佐久穂町観光協会公式ホームページ 旅行・観光情報
北八ヶ岳 苔の森 | 小さなコケの世界を旅しよう | コケ観察セット | ビクセン(Vixen)
きたやつネット

みどり湯を指し示す標識板です。
標識板の下の木にコケが生えているのがおわかりになりますか。

雪が溶けた部分では、コケが青々としていますね。
枯れかけではありますが、ゼニゴケ科が生えているので水か湿気がかなり高いのでしょう。

積雪地帯の宿命なのか、倒木が多く見られます。

倒木の上にもびっしりと生えていますね。

こちらは一部凍った岩肌の上に生えているコケです。
岩の割れ目にしがみつくようにして生えています。

こちらも倒木の上に。

雪が被っていなければ生えているくらいの頻度で見かけます。
春〜秋の景色を是非見てみたいものです。

冬季は登山道が凍結しているので注意しましょう。
僕はこの時、軽アイゼンを着用していきました。

冬時期に胞子嚢をつけるものなんですね。
僕のイメージは夏場や秋かと思っていました。
勉強不足です……。

登るにつれて、コケを見かける頻度も多くなってきました。

先程からよく見かける種類のコケです。
イワダレゴケでしょうか。

みどり池の畔にある、しらびそ小屋で 一休みです。

手先が冷たくなるほど寒い気温だと、温かいコーヒーでホッとしますね。
チーズケーキとマーマレードの甘みも、重い機材を担いで披露した身体に染み渡っていきます。

みどり池〜本沢温泉

もふもふ気持ちよさそう。
タマゴケ科と、右側はハイゴケ科でしょうか。

これもイワダレゴケでしょうか。

岩を覆うコケは帽子のよう。

笹の下に。

この高度(みどり池〜本沢温泉の中間地点くらい?)まで来ると、すべての木の根っこに覆うようにして生えています。
冒頭でも言いましたが、春〜秋の季節にコケの絨毯を見に来たいですね。特に新緑の季節などは目を見張る物がありそうです。

さて、今日はこのへんで。ではではー。

参考にした書籍




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