【はじめてのロングライド】東京→名古屋の370kmを走ってきたお話 (その3)

【はじめてのロングライド】東京→名古屋の370kmを走ってきたお話 (その2)の続きです



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いよいよ箱根町にやって来ました.
温泉や保養地で有名なだけあって, 観光地らしい景観になってきました.





このまま1号線を走っても沼津方面に行けるのですが, 交通量が多いらしいのです.
それに対して, 箱根旧道は車通りが少ない道になります.
ただし, 坂の勾配が急で脚にくるらしいです.
怖いもの見たさで, 今回は箱根旧道を経由して, 沼津方面へ向かおうと思います.





ここからが箱根旧道の開始点になります.
ここはまだなだらかなんですよねぇ.





新緑の中を登るのは気持ち良いですね.
と思っていられるのも最初のうちだけでした.





何だか怪しげな鳥居.
このあたりになると, 勾配がかなりキツくなってきます.
練習不足でヒルクライムの耐性が無く, 何度も何度も止まって休憩していました.
貧脚だと, こういう局面で悔しい思いするのね.





550cc未満の自動二輪車通行禁止の看板がありました.
馬力が足りないと, 通行の邪魔になるんですかね.
走り屋対策だそうです. (2016/06/20 追記)





ここから10%以上の勾配と急カーブが続く "七曲り"に突入します.
脚力と持久力が足りず, 何度も止まりました.

木陰が肌寒く, パーカーを羽織っていたので汗を多くかいてしまい, 水分不足になってしまいました.
体温調節が難しかった…….

頭がボーッとしていましたし, 間違いなくハンガーノック (エネルギー不足・低血糖状態)になっていましたね.





体力も気力も限界のところに, 甘酒が名物の茶屋が見えました.
勿論ここで休憩していきます.
甘酒の優しい甘さと, 漬物の塩気でだいぶ回復しました.





店先でくつろいで気力を回復させます.





江戸時代から続く茶屋で, 当時の雰囲気を偲ばせます.





"江戸時代の人々は, こういう山道を超えて伊勢神宮や上方へ向かっていたんだなぁ."と思うにつけ, 新幹線や飛行機でひとっ飛びな現代は便利だなぁ, と.
江戸時代, 人々が登攀していく山道が廃れ, 代わりにコンクリートというものでまっ平らになった道ができると誰が想像したでしょうか.
自転車を電車で運んで, 移動先で乗るなんて, 自転車が普及しだした明治期の人々は想像したでしょうか. いや, ないでしょう (反語).
僕が江戸時代, 明治時代の人だったら, 輪行したり, ロングライドしている人々をみて "気が狂っている"と眼を丸くしているだろうなぁ.



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【はじめてのロングライド】東京→名古屋の370kmを走ってきたお話 (その4)に続きます.



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