【モノ】イスカエア700SLを導入した


まだ梅雨も明けないこの頃ですが、ぼーっとしているとあっという間に冬キャンの季節がやってきますよ。備えよう。(2017/10/11購入)

以前使用していた冬用シュラフ

2014年の冬から2年間、化繊シュラフ、イスカのアルファライト1300EXを使用していました。

2014年の冬から2016年の2年間、冬季〜春季の野宿によく使っていました。
0℃近い気温でも、防寒着を着込めば十分熟睡できるくらいの保温力を持っていました。

化繊シュラフなので、メンテナンス性も高かったです。
少し臭いが気になるようになったら、自宅の洗濯機でガシガシ洗って、風呂場で乾燥させておくだけで良いのです。

また、1万円ちょっとの価格で冬季のシュラフを手に入れられるのですから、学生にはとても有り難い価格設定でした。

唯一の難点としては、重いこと、嵩張ること(上の写真の黄色いバッグがパンパンになる程度)でした。
車やバイクを持っていれば、もっと長く使えたかもしれませんが、僕は徒歩旅や自転車旅がメインでした。
ですので、より軽量でコンパクトなシュラフを購入したのでした。

イスカエア700SL

そうしてネットショップから届いたのがイスカエア700SLになります。

イスカエア700SLを購入した当時、イスカエア300SLを2016年から1年ほど使用していました。
イスカ製品は、mont-bellやナンガの同等製品に比べて安い価格帯であるというのは、ネットで調査済みでした。
また、サイズ感や耐久性は満足できるレベルだと知っていたので、使用温度帯以外、特に何も悩まずに購入したのでした。
自分が信頼できるブランドを知っているというのは、時間や思考にかける時間を省けて楽ですね。

使用温度帯については、アルファライト1300EXの最低使用温度 -20℃だったので、それに近いイスカエア700SL(最低使用温度 -15℃)を選びました。
イスカエア900SL(最低使用温度 -25℃)というのはやりすぎかなと、この当時は判断しました。

参考記事:
【モノ】イスカエア300SLを買ったお話

参考リンク:
製品 - ISUKA - イスカ 寝袋・シュラフの専門メーカー -(イスカ700SLのページです)

イスアエア300SLとの比較です。
上からイスカエア700SL、イスカエア300SL、全長17 cmの金属製定規です。
イスカエアよりも2.3倍ほど羽毛量があるので、体積的にも2倍くらいの差があります。

生地にはCORDURAが使用されています。
CORDURAのどのシリーズが使われているのかはわかりませんが、ツエルトのように薄くて頑丈な生地です。

参考リンク:
Fabric Technology Explorer(Invista社のウェブページです)

収納袋の大きさは余裕を持って収納出来る……とは言いづらいですが、ダウンシュラフはかなり圧縮することが出来るので、無理なく収納できます。
ちなみに、収納する時はシュラフの足元から収納袋に押し込んでいくだけです(イスカ公式の動画をご参照ください)。

参考リンク:
storage down - YouTube

収納袋の口には2つ紐が付いているので、シュラフの圧縮具合を2段階選べます。
収納後、まずは1つ目の 紐を縛ります。
さらに圧縮したい場合、袋の外から体重などをかけて2つ目の紐が縛れるくらいまで圧縮すればOKです。

収納袋から出したところです。
初めて出して見た時は、イスカエア300SLよりも重厚さが増した印象を受けました。
購入してから2年経とうとしていますが、生地や裁縫部分から羽毛がスルスル抜けることは無いです。余談でした。

シュラフの頭部分になります。
頭周りの余裕はあまり無いので、頭のサイズが大きい人は窮屈に感じるかもしれません。
僕は身長178 cmで頭のサイズが大きいので、購入当初は、頭のポジションが定まるまで少し窮屈に感じていました。
シュラフに入った後、少しだけ足元側にずれるようにすれば窮屈さは無くなります。

顎の左側にドローコードがあるので、シュラフに潜り込んだら引っ張って、顔周りだけを出すようにします。
写真の黒い裏地部分を見てもらうとわかると思いますが、顔周りにも羽毛が詰まっています。

ジッパー部分は噛み込まないように工夫されています。
外側の生地の端にはコードが縫い込んであり、万が一ジッパーが噛み込んでも、そのまま噛み込んでいかないようになっているのです。

首元からの冷気を逃さないために、首周りに羽毛の詰まった構造(ショルダウォーマー)があります。
ショルダーウォーマーを見やすくするために、シュラフ内に赤い布を入れてあります。

ショルダーウォーマーは首の前だけではなく、後ろ側にも付いています。
寒い時はシュラフから顔面しか出していなので、首元に寒さを感じることは無いですが、ショルダーウォーマーが無かったら首元が冷えたりするのでしょうか。
他メーカーの冬季用シュラフを持っていないのでわからないですね。

シュラフの足元。
足が窮屈にならないように余裕を持たせてあり、胴部よりもダウン量が多く入っています。
とはいうものの、テントシューズ(ダウンの詰まった靴下みたいなアイテム)が無いと、冬場は足先が凍えて熟睡出来ないですね。

ジッパーの内側から暖かさが抜けていかないように、羽毛の詰まった構造があります。
これのおかげか、ジッパーから冷気を感じることはありません。

比較のために、イスカ300SLのジッパー部分の写真を載せておきます。

撥水性を確かめるために水道水をこぼしてみました。

さすがにパシパシ叩いていたら撥水性が落ちてきましたが、生地に染み込むことはありませんでした。
もし、浸水が気になる状況(テントが結露する、テント周辺に水たまりができるほど雨が降るなど)になった場合、シュラフカバーを使用すれば良いのです。

イスカ公式サイトに掲載されているシュラフカバーの対応サイズ表を見ると「ゴアテックスシュラフカバー ウルトラライト ワイド」が合います。ですが、僕はもともと持っていた、少し小さめサイズの「ウェザーテックシュラフカバースーパーライト」を使い続けています。
シュラフのサイズに対してかなりピッタリなので、羽毛の嵩に余裕を持たせて保温力を保ちたい人は「ゴアテックスシュラフカバー ウルトラライト ワイド」の方が良いかもしれませんが、値段が倍くらいします。

もしくは正規品を購入せずに、Escape Bivvyあたりを導入した方が良いのかもしれません。

参考リンク:
製品 - ISUKA - イスカ 寝袋・シュラフの専門メーカー -(シュラフカバーやインナーシュラフのラインナップページです)
シュラフ対応表(イスカ公式サイト)
Escape™ Bivvy - Heat Reflective Bivvies - Shelters
Escape Pro Bivvy - Heat Reflective Bivvies - Shelters
Heat Reflective Bivvies - Shelters(Escape Bivvyのシリーズ一覧)

そんなこんなでイスカエア700SLの紹介でした。

話は少し変わりますが、僕らキャンプ友達間で冬山登山に興味を持つにつれて、友達2人が極寒地でキャンプすることを見越して、イスカエア900SLを購入することがありました。
それを見て、イスカエア900SLでも良かったのでは、と考えたりもしました。
ですが、今では「平地のキャンプでも使うとなると、やはりイスカ700SLが一番バランスの取れた使用温度帯だなぁ。」と思い直しています。
平地の冬〜春キャンプで何度も使っていますが、熱くなり過ぎませんし、今年のゴールデンウィークに行った残雪期の北アルプス(雷鳥沢, 気温−5〜0℃ほど)でも寒くなりすぎない塩梅でした。
もし、本格的に厳冬期登山をするようになれば導入すれば良いのです(と自分に言い聞かせています)。

……べっ……べつにふかふかであったかそうだからって羨ましくないんだからねっ!……今回はこのへんで。ではではー。

紹介したモノ



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