【登山】残雪期の雷鳥沢〜剱御前小舎を登ってきた

2019/04/29、ゴールデンウィークの前半に雷鳥沢〜剣御前小屋〜別山のルートを登ってきました。
今回の記事では、雷鳥沢〜剣御前ルートの写真と、その時々のメモを残します。
文章よりも写真で見た方が現地の様子もわかると思うので、写真多め、文章少なめでお送りしますね。特に解説も無い写真もありますがご了承ください(記事編集を手抜きするための言い訳)。


参考記事:
【観光地】ゴールデンウィークに室堂ターミナルへ行ってきた
【観光地】ゴールデンウィークに室堂から雷鳥沢までを散策してきた
【キャンプ】ゴールデンウィークの雷鳥沢キャンプ場に行ってきた

雷鳥沢キャンプ場

6:30頃。日の出とともに起床です。

4月、5月、11月の時期は、雷鳥沢以南のエリアに入山する場合、ビーコン着用がルール化されています。
写真で装備しているのは、この日のために取り急ぎ購入したORTOVOX社のZOOM+です。2万円代だったのと、通販サイトのレビューの評価が比較的高かったという理由だけで購入していました。

参考リンク:
入山ルール | 立山室堂 山岳スキー情報
ORTOVOX ZOOM+ | Avalanche Transceivers

朝食を摂って外へ這い出します。
周囲の人たちもモゾモゾと外に出てきていますね。

一面の青空、快晴です。
この時は「やったー!登山日和だー!」なんて思っていましたが、快晴だと日中の気温が高くなりやすいので、雪崩発生の危険性が高くなります。雪崩地形を避けるなどして、気をつけましょう。

7:00頃。大半の人が準備をしている中、ボチボチと山行に出かけている人も出てきました。
僕もそろそろ出発しましょう。

雷鳥沢

雷鳥沢キャンプ場がある丘陵から一旦沢に下ります。

沢から剣御前まで一気に傾斜を登っていきます。
バックカントリースキーヤーのつけたシュプール(スキー跡)が一面についていますね。

雪は程よく絞まっていました。

登っている途中に、雷鳥沢キャンプ場方面を振り返ってみた写真です。
登り始めて30分、テント村がホントに小さく見えますね……。


黄色や赤のフラッグが各所に 立てられているので、ルートが容易にわかります。
そもそも先行者がいるのと、昨日のトレースがついているので、ルートに迷うことはありませんでした。

登坂方向の左側を望んだ写真。遠く富山平野や富山湾が見えてきましたね。僕の実家も見えていそう。
この景色を見た瞬間、無意識に「うぉーまじかまじかまじかすげぇ……」と口走っていました。
ホントに良い天気に恵まれました。

登坂方向の右側を望んだ写真。立山三山(雄山、大汝山、真砂岳)が見えています。
生まれてから高校生まで毎日富山平野から望んでいた山が、同じ視点の高さにある感動はひとしおです。
特に冬山に登るとは思っていなかったので、初めての世界を踏みしめながら登っていました。


雪が顕になって、少しハイマツが出ている斜面も出てきました。
雪の状態も雷鳥沢の下とは異なって、湿り気が無くなってきたようでした。




雷鳥沢の上側は稜線沿いを歩くルートになります。
この稜線上をスキーで歩いていくスキーヤーを見た時は驚いたなぁ……。下手したら左側の崖に滑落していきそう……。

剣御前〜剣岳〜池平山の山脈が険しく切り立っています。

谷沿いに 立山川が流れ、やがてそれが早月川へと合流し、富山湾へ注ぎ込んでいくのですね。
それにしても、この山脈の険しい姿、好きだなぁ……。(シャッターパシャ)

稜線上のルート。
連休初日で登山者が多く歩いたようで、トレースがしっかり踏み固められています。

剱御前小舎が見えてきました。
コンクリートで固められた平坦な道まで上がって一安心。

剱御前小舎到着。
8:30着です。

小屋前にはスノーシューやスノーボード、スキーが立てかけられていました。
バックカントリースキーヤーが多く泊まったり、休憩するのに良い場所に小屋があるのですね。

何十年の風雪を耐えてサビだらけになったトタンの外装。
こういう、自然の脅威に耐えて老朽化した様子って好きでたまりませんね。
萌えますよね。萌えません?

気圧差で袋がパンパンに膨れたビスコで一息。

冬季もトイレが開いているのは助かりますよね。
コインを入れて利用しましよう。

トイレの西側に眺望の良さそうな場所があったので、撮ってみました。
 左側に見えている山は奥大日岳ですかね。

先程の写真から左側をパシャリ。
写真の左側に、広い台地の弥陀ヶ原が見えていますね。

さらに左側をパシャリ。

さらに左側をパシャリ。剱御前小舎の右端が写っています。
遠方に登山者が見えていますよね。その登山者が歩いているのが別山までのルートになります。

剱御前小舎まで登ってくると、雷鳥沢に遮られて見えなかった剣岳や裏立山の方向が見渡せるようになります。
峻峰、剱岳のカッコよさよ……。

遠く、白馬岳、唐松岳、五龍岳が望めましたね。

参考リンク:
剣御前からの 360°パノラマ写真

この後、剱御前小舎を出発して別山を登るのですが、それはまた別の機会に記事にします。
今日はこのへんで。ではではー。

剱御前小舎の位置

基本情報

剱御前小舎は剣御前に位置する山小屋です。
宿泊や食堂を利用できます(食堂は11:00〜13:00)。

休業日 :冬季
利用料金:1泊2食 11,000円
     素泊まり 8,000円

参考リンク:
Information - 剱御前小舎

周辺地図




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