アウトドア趣味のために英語が必要と思ったお話

必要は勉強の母。



いきさつ

最近、こんなクソ寒い時期でも、薪ストーブや大型テントを導入することで、楽しくキャンプしている人々の写真がSNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)に流れてきます。正直言わせていただきますと、気が狂いそうになるほど羨ましいです。
部屋のこたつで力なく丸くなっていたところで、外でワイワイキャンプしている写真を見てしまう。そうすると、部屋着のまま裸足で外に飛び出し、大声をあげながらキャンプ場に突撃し、妬みや羨望を込めた全力のタックルをお見舞いしたいほどです。

「では、同じように薪ストーブや大型テントを導入すれば良いのではないか。」という発想が生まれます。しかし、僕自身は徒歩や自転車以外の交通手段(車・バイクなど)を持っていませんので、持っていける装備に制限があります。


上のサイトで紹介されている薪ストーブでも、軽くて2 kg台ですし、嵩張って運搬が面倒です。単純計算すると、20 Lくらいの容量になります。
なので、2つの選択肢が残されるわけです。より軽量コンパクトで高発熱な何かを見出すか、寒さに耐えられる防寒着を導入する、この2つ。

冬キャンは備えを万全に。慎重に。

上の記事で触れたように、僕は氷点下で快適にキャンプできるような防寒着(ダウンジャケットやダウンパンツ)を持っていません。
そんな中で、キャンプ仲間から、「某アウトドアショップに半額で暖かそうなダウンジャケットが売ってる」との情報が入ってきたのでした。

日本語の情報量が圧倒的に少ない

さらに情報を聞いてみると、「半額で暖かそうなダウンジャケット」はマウンテンハードウェアの商品、ナイラスジャケットとのでした。

さて、皆さん。気になる製品があったらGoogleで検索しますよね。僕も今回Googleで「マウンテンハードウェア ナイラスジャケット」と検索したのですが、どうも情報が少なかったのですね。

まず、マウンテンハードウェアの公式サイトにも掲載されていない商品だったのです。
ナイラスジャケット|マウンテンハードウェア 公式サイト - Mountain Hardwear(外部リンク)
「ナイラスジャケット」で検索しても結果が表示されません。
日本ではもう販売していない古いモデルなのかもしれません。

次に、Amazonなどの通販サイトで見ても、レビューがありません。
MOUNTAIN HARD WEAR マウンテンハードウェア Nilas Jacket ナイラスジャケット 〔 ジャケット〕 (Shark):OM6129(外部リンク)
得られるのは、メーカー(マウンテンハードウェア)が我々消費者に商品説明するために用意した同じような文章ばかり。

【SALE速報】マウンテンハードウェアストア原宿店 店長&スタッフレコメンド|CSJmagazine|コロンビアスポーツウェア 公式サイト - Columbia Sportswear(外部リンク)
こちらのブログで紹介されていますが、「防風機能エアシールドを搭載したナイラスジャケット(下写真左)」としか紹介されていません。これなら、メーカーの説明文章のほうがいくらかマシというものです。

以下の箇条書きが、Google検索の1ページ目の検索結果だけをざっと見て得られた情報です。
・高所での行動・滞在に耐えうるスペックと軽量性を追求したハイロフトジャケット 
・Qシールドダウンと防風メンブレンを内蔵した生地の組み合わせで、確かな保温性を提供
・過酷な環境下で冷えや濡れから体を守ります。
・撥水性に優れたQシールドダウン 
・防風素材 
・ロフトと暖かさを保つバッフル構造 
・片手で容易に調節できるフードと裾ドローコード 
・ハンドウォーマーポケット 
・インナーメッシュポケット
・ボディ:2L15Dエアシールド(ナイロン100%) 
・インシュレーション:850フィルQシールドダウン

この情報に対して、考えられる疑問です。
・「高所」ってどれくらいの高所?
・「Qシールドダウン」とは?
Q.Shield® Down|マウンテンハードウェアの独自開発テクノロジー|マウンテンハードウェア 公式サイト - Mountain Hardwear(外部リンク)
・「防風メンブレン」は何を使用している?
AirShield|マウンテンハードウェアの独自開発テクノロジー|マウンテンハードウェア 公式サイト - Mountain Hardwear(外部リンク)
→多分ですが、2L15Dは、2層(Layer)の15デニール(繊維の太さ)を表しているのだと思われます。しかしまぁ、AirShieldの説明が不十分に思えます。
・「確かな保温性」とあるが、快適に過ごせる温度は?最低使用温度は?
・「過酷な環境下」とあるが、雪嵐などにも耐えられるのか(具体的なシチュエーション)?

人気の高いメーカー(THE NORTH FACEやmont-bellなど)の商品だと、実際に使用した人々のレビューや詳細な商品説明が十分にあるのです。それらを見て、一長一短を把握してから導入の判断をする僕にとって、判断するための材料が足りない状況です。どうすればいいんだ。

英語で検索してみた

カタカナで、どう検索しても良い情報が得られなかったので、次にGoogleで「Mountain Hardwear Nilas Jacket」と検索してみました。

まず、海外のマウンテンハードウェア公式サイトに掲載されていました。
Men's Nilas Jacket | Mountain Hardwear(外部リンク)
また、日本のマウンテンハードウェア公式では不十分と感じたAirShieldの説明が載っていました。動画での説明もあります。しかし、英語の説明がわからない(1回目)。




次に、数々のレビューや動画が見つかりました。
Mountain Hardwear Nilas Jacket Review | Gear Institute(外部リンク)

英語の説明はよくわかりませんが(2回目)、実際に使った人達の率直な感想が述べられています。
・軽い!8,000 m級で通用するアウターウェアの中で、半分程度の重量しかない。
・登攀時のフィットが最高。削ぎ落とされたシンプルさ。
・ジャージ素材の袖がホント素晴らしいし、快適。
・顔部分の布素材は堅くないし、しっかり(外気から?)顔を守ってくれる
・8,000 mの山頂で過ごすにはちょうどよいポケットの数(?)。
・ジッパープル(ジッパーを引くための紐)が無い。ミット手袋を使用する人にとってかなりの欠陥。
・本当に寒い日は、さらに保温着が必要になる。
・羽毛がかたよってくる(防寒性能に支障が出てくる可能性)。

ここで、少なくとも、
・「高所」ってどれくらいの高所?
という疑問は解消できますし、快適に過ごせる温度が相当低いこともイメージできます。
あと、実際にある程度の期間使用してみないとわからない事も述べられていますよね。


以下のリンクは全て、Google検索結果の1ページ目で表示されたサイトです。
Amazon.com: Mountain Hardwear Nilas Jacket - Men's: Sports & Outdoors(外部リンク)
Mountain Hardwear Nilas Jacket Reviews - Trailspace.com(外部リンク)
Mountain Hardwear Nilas™ Jacket | Whittaker Mountaineering(外部リンク)
Review: Mountain Hardwear Nilas Jacket - The Active Times(外部リンク)
英語の説明はわかりませんが(3回目)、その情報量は日本のサイトよりも多いことが明らかにわかります。


こちらのサイトでは"Mountain Hardwear Nilas Jacket - Men's has been discontinued by Mountain Hardwear and is no longer available. "と表示されていました。Nilas Jacketは廃盤になっていたことがわかりました。
Mountain Hardwear Nilas Jacket - Men's | Men's Down Insulated Shells | CampSaver.com(外部リンク)




こちらの動画では、実際の使用感について実演しながら説明されています。ただの写真や文章よりもわかりやすいです。
英語の!説明は!わかりませんが!(4回目)
あああああ!何となくNilas Jacketについてはわかったけど!悔しい!よぉ!

英語、やっていきましょう。

このように、日本語よりも英語で調べたほうが、商品についてより良くイメージできたという出来事があり、わかったのは「英語ができないと情報収集の幅がかなり狭められてしまう」こと。

また、この出来事以降、日本語で商品情報を検索して感じているのは、2つ。

Gear:30: Mountain Hardwear Nilas Jacket Review(外部リンク)

1つ目が、上に貼ったリンク先くらいの情報量を発信してくれるような個人が少ないことです。母国語が日本語の人から情報を受け取ろうとすると、母数が小さい(全世界の1/60くらい)ので、仕方ないのかなと勝手に納得しています。
2つ目が、稚拙な情報で氾濫しているなということです。「あったかい!買いです!」「軽い!最高!」そんな脊髄反射的に出てくるような情報、どうでもいいですし、そういう情報ばかり見ていても時間のムダです。

そういうこともあり、「英語を理解できるようにして、情報収集の幅を拡げていきたい」と意気込んでみたりするのでした。

さて、今日はここまで。ではではー。

オチ


よく考えずに買っちゃった……。欲しかったんだもん……うぇえ……。


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