【観光地】ゴールデンウィークに室堂から雷鳥沢までを散策してきた

小学生時分の立山での思い出を噛み締めながら散策してきました。(2019/04/28散策)

室堂ターミナルから雷鳥沢までの道のり

室堂ターミナルの屋上展望台から外に出ると、眼前に立山三山が目に入ってきました。

参考記事:
【観光地】ゴールデンウィークに室堂ターミナルへ行ってきた
【キャンプ】ゴールデンウィークの雷鳥沢キャンプ場に行ってきた

「はぁー……ほぉおおお……。」
思わずため息が出てしまうほど、360°見渡す限りの白銀眩しい世界に感嘆させられたのでした。
富山平野から眺めていただけの立山がここまで近くなると、迫力も大きくなります。
また、関東平野に居て、雪原を長く見ていなかったのもあり、懐かしさと期待の入り混じった気持ちで落ち着きが無くなってきました。

立山三山を正面にして右手側を見た写真です。
立山三山の一つ、雄山への登山ルートです。

立山三山を正面にして左手側を見た写真です。
今回はこちらのルートから雷鳥沢キャンプ場へと歩いていきます。
途中にみくりが池、地獄谷、いくつかの山小屋を経て、雷鳥沢へと至ります。

みくりが池や地獄谷、近くの山小屋までは登山装備を持たない観光客が大勢散策していました。
スニーカーやサンダルでも歩けないことは無いですが、傾斜がつく場所で滑っている人が何人かいましたので、安全のためにせめてハイキングシューズは履いてきたほうが良さそうだなぁと思いました。

大日岳の左、中央付近に富山平野がバッチリ望めました。
実家からも見えてるのだろうなぁ。
晴れているのに山にいないのは勿体無い。

みくりが池

しばらく歩いていくと、みくりが池温泉の看板が見えてきます。

散策路の右手に、みくりが池が見えています。
冬季は積雪のため、湖面は右手前の一部に現れているだけですね。
もう少し暖かくなってくると、湖面が碧く見えて綺麗なんだそうです。

みくりが池温泉

みくりが池温泉の建屋が下に見えてきました。
この温泉は標高2,410 mにある、日本一高い場所にある天然温泉なんですよ。
温泉から富山平野を望みながら登山の疲れを癒やすのも捨てがたいですねぇ……。

参考リンク:
【公式】みくりが池温泉:日本一高所の天然温泉

アップダウンのある迂回路を行きます。
どこまで行っても立山三山がしっかり見えますね。

みくりが池温泉の建屋も近づいてまいりました。

大日岳と奥大日岳が遠方に見えます。
その手前に地獄谷があります。
左下に立入禁止の看板が見えていますね。

みくりが池温泉到着です。
ぜんざい、甘酒、ピザも置いてありましたね。
こちらの温泉やカフェには寄ってきたので、後日記事にできれば。

地獄谷

先程見えていた大日岳と、地獄谷の全景が見えてきました。

硫黄分の多い火山ガスを噴出し続けており、死亡者の絶えない場所なので、現在では立入禁止になってしまいましたね……。

18年前の宿泊学習時点では、室堂から遊歩道が伸びていました。
毒ガスへの注意喚起はされていましたが、先生たちが設定したルートに含まれており、地獄谷を通って山荘に向かったものでした。
今では全く立ち入れない場所になっているので、当時間近で見られたのは良い経験になっていると思います。

雷鳥荘

また山荘が見えてきました。
写真の中央に見えるのが雷鳥荘、左下に見えているのが雷鳥沢ヒュッテです。
雷鳥沢ヒュッテは、今回の目的地、雷鳥沢に近い山荘になります。

またまたアップダウンのある道を歩いていきます。
そろそろ斜度がキツくなり、重量のあるザックを背負っていると滑りそうになるので、10本爪アイゼンを装着します。

小学生の僕は、雪道をアイゼンを装着してハイキングし、テント泊するようになるとは夢にも思いませんでした。
親の趣味で本棚に置いてあった、植村直己をはじめとしたクライマーの冒険譚の世界は、どこか遠い世界でしかなかったのです。

県警の救助ヘリでしょうか。
散策していた日の朝に、雷鳥沢から剣御前までのルートで亡くなった遭難者が発見されていました。
前日、大荒れの天気の中を無理して単独行をしていたのが仇となったようです。
冥福をお祈りいたします。

枯れたハイマツと立山。

雷鳥荘に近い場所でDocomoのアンテナを発見しました。
20年前〜10年前、Docomoの通信網が山では強いと言われていましたが、今はどうなんでしょうね。
自転車旅でも山間部での通信を優先して、ずっとDocomoの携帯電話を使用してきたので、他キャリアでの通信強度は知らないのですよね。

雪道ではキャタピラ車が強い。
山荘までの物資運搬に使われているようです。

ドラム缶入りの燃料類。
冬場は貴重な資源でしょうね。

雷鳥荘に到着しました。
18年前の宿泊学習で利用した山荘になります。
小学生時代からの友達にしか通じない話ばかりなので、ここでは詳しく述べませんが、山荘内でも色んな出来事があったなぁ……。

KEEP OUTの警告。
イラストにあるように、地表を踏み抜いて、地下にある有毒ガス溜まりに落下するのを想像すると、生きた心地がしません……。

雷鳥沢ヒュッテ

地獄谷の展望台。
石畳の道があらわになっています。
アイゼンを履いているので、石畳を回避して、雪のある脇道を歩きます。

ここまで載せてきた一連の写真とは違う時刻に撮影した写真です。
称名川の付近では、積雪が融解しています。
立山三山とは異なった、なだらかな起伏に富んだ風景です。

雷鳥がグワーグワー鳴いていました。
距離にして2 mほど。
ここまで近づいて見たのは初めて。

目下に雷鳥沢ヒュッテが見えてきましたよ。

鉄筋コンクリート造のなだらかな傾斜の屋根ですね。
積雪時、除雪が大変そうです。

雷鳥沢ヒュッテ側面です。
夜になると、2階の照明が綺麗に光っているのですよね。

雷鳥沢ヒュッテの正面です。
外にテーブルが置いてあり、昼食時は山荘のご飯をいただけます。
ここでも定食をいただき、温泉にも入ってきたので、また別の機会に記事にできれば。

はたらく自動車たち。
主に除雪と運搬に利用されているのでしょうか。

雷鳥沢

雷鳥沢ヒュッテを少し降りた地点にて。
太陽を囲むようにして二重に現れた環水平アーク。
ゴールデンウィーク初日にして、雪山ハイキングを祝福してくれているようで、思わず口元が緩んじゃいましたよね。

参考リンク:
環水平アーク - Wikipedia

雷鳥沢ヒュッテから数百メートルも下れば、そこは雷鳥沢です。
ここには雷鳥沢キャンプ場があり、ゴールデンウィークの残雪期でも多くのテントが見えていまいた。
カラフルなテント村。

無事に雷鳥沢、雷鳥沢キャンプ場までたどり着けました。
雷鳥沢キャンプでビールを飲んだり、タイムラプス動画を撮ったりと、ゆったりと過ごしましたが、それはまた別のお話。改めて記事にできればと思います。
さてさて、今日はこのへんで。ではではー。


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