【キャンプ】ゴールデンウィークの雷鳥沢キャンプ場に行ってきた

ゴールデンウィーク前半、にぎやかな残雪期の雷鳥沢キャンプ場でテント泊してきました。(2019/04/28〜30訪問)

雷鳥沢キャンプ場

※【コマ引用】『ゆるキャン△』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)3巻より

室堂から歩いて1時間ほど、雷鳥沢キャンプ場に到着しました。(上の写真は別時刻のものです)
色とりどりのテントがキャンプ場を覆っています。まるで小さな雪原の村のようです。

参考記事:
【観光地】ゴールデンウィークに室堂ターミナルへ行ってきた
【観光地】ゴールデンウィークに室堂から雷鳥沢までを散策してきた

キャンプ場の管理棟です。
写真で左側の扉が受付になります。
こちらで宿泊期間や人数を受付用紙に記入し、料金を払います。
山行ルートも記入したような気がします、がうろ覚えです。

写真で見て右側の扉がトイレと水場になります。
山では珍しいことに(そしてありがたいことに)、水洗トイレでした。
水場から汲んだ生水は煮沸してから飲むように注意書きがありましたね。

テントの間を抜けて、野営地を探します。
最新の軽量そうな良いテントが多かったです。
いいなァ……。

人の少なそうな、できるだけ端っこの方まで歩いて……ここをキャンプ地とします!

四角く雪をブロック状に掘り、周りに積み上げていきます。
積み上げることで、防風効果が上がります。
除雪作業と直射日光で熱くなります。
Tシャツ1枚でもまだ暑いほどです。

雷鳥沢キャンプ場からも環水平アークが見られました。
この日、関東圏でも見られたとのことです。
条件が揃えば、広域で確認できる気象現象なのですね。

環水平アークを眺めつつ、せっせと雪かきをし、テントを設営し終わりました。

テントの中で横になって一休みです。
朝からずっと履いていた登山靴を脱ぎ、身体に荷物を纏わず寝そべった時の解放感といったら。
外から入ってくる冷気がひんやりとして気持ち良いです。
眩しい外界から日陰に入り、少々うとうとしてしまいました。

立山地ビール 星の空。
夜のために、雪の中で冷やしておきます。キンキンになあれ。

お昼時でお腹が空いてきたので、早速山ごはんをいただきます。
お腹が空きすぎて、ペペロンチーノペンネとドライカレーを一気に調理してしまいました。

さて、山ごはんをいただいたので、雷鳥沢キャンプ場から雷鳥沢ヒュッテへと歩いていきます。
すぐそこに見えるほど近いとはいえ、坂道なので、徒歩で10分くらいはかかります。

雷鳥沢ヒュッテに到着です。
写真は、立山三山を背景にした雷鳥沢ヒュッテ。

振り返ると、雷鳥沢キャンプ場に数多くのテントが集結している様を眺められました。
数多くのテントがあるとはいえ、周囲の山と比べるとちっぽけなものです。

立山三山。
手前から延々と足跡が続いている様子が見えます。
バックカントリースキーの滑走跡も無数についていますね。

剣御前方面。
明日は剱御前を経て、別山へと向かう予定です。
ビーコンなどを揃えたとはいえ、冬山を初めたばかりで単独行をするので、慎重に行きましょう。

先程の写真から少し左を向いた風景です。

さらに左を向いた風景です。
立山三山のような険しさは無くなり、なだらかな稜線が続いていきます。

さらに左を向くと、大日岳と雷鳥沢ヒュッテの方面になります。

これらの風景をパノラマで撮った写真です(クリックで原寸大の写真を見られます)。
下界の喧騒から離れ、このような壮大な山岳に囲まれたキャンプ場で過ごす時間。
自然が好きな人ならば、幸せ以外の言葉が出てきません。

雷鳥沢からの夕焼け

雷鳥沢キャンプ場に戻ると、陽が沈もうとしていました。

今回のキャンプでは、タイムラプス動画を撮るために三脚とGoProも持ってきていました。

雪の中にマットを敷いて、イス代わりにします。
片手にビール、片手にカメラを持ちながら、360°の銀世界を堪能します。
贅沢以外の何ものでもありません。

日没が近づくにつれ、山に影が落ちてきました。

山肌が徐々に朱へと染まっていきます。

雷鳥沢方面も朱色に染まっていました。

朱色が最も鮮明になった時の写真です。

夕陽が沈む直前、空へと光の柱が立ち上っていました。

雷鳥沢の夜景

雷鳥沢ヒュッテ方面を望みます。
雪原にテントが光を放ち、幻想的な雰囲気に包まれています。

星空を背景にした立山三山。

時間が経つにつれて、立山三山も目で見えないくらい暗くなっていきます。

剣御前方面です。
明かりがほとんどないので、もうカメラでも撮れないくらい暗くなってしまいました。


こちらがGoProで撮ったタイムラプス動画になります。
今まで紹介した写真よりも、時間の流れがわかりやすいかもしれません。

富山平野の明かりがぼんやりと夜空に浮かびます。
山の夜は早いです。
どんどんテントの灯火が消えていきます。
明朝の出発も早いので、寝てしまいましょう。
おやすみなさい。

雷鳥沢の朝

翌日。
日の出とともに起床です。

今回は特に風もなく、防寒装備も十分だったので、ぐっすり寝られました。
ゆるキャン△知識や、ゆるキャン△聖地巡礼で冬キャンプの装備を充実させてきたおかげですね。
ありがとう、ゆるキャン△。

この日も、一面の青空です。

日が昇ってすぐに、山へ向かう人達がぞろぞろと出てきました。
日が昇る前から登山ルートに向かう人達もいたようで、遠くに登攀中の人影がいくつか見えました。

朝食をとりながら、青空を眺めます。
ゆるキャン△アニメの謳い文句ではないですけれども「晴れてよかった」の一言です。

腹ごしらえも済んだので、装具の確認をします。
特に問題なかったので、登攀用具を身にまとい、雷鳥沢へと向かいます。

雷鳥沢へは一度緩やかな傾斜を降ります。
立山からの雪崩が起きても、この窪地があるおかげで、雷鳥沢キャンプ場はある程度安全が担保されています。

窪地からは剣御前までの上りが続いていくのです。
剣御前や別山登山についてはまた別の話。
今日はこのへんで。ではではー。

参考記事:
【登山】残雪期の雷鳥沢〜剱御前小舎を登ってきた

雷鳥沢キャンプ場の位置

基本情報

雷鳥沢キャンプ場は立山室堂に位置する登山者向けのキャンプ場です。
標高は2354.5mにもなり、夏場でも朝夕は涼しい環境です。

休業日 :冬季
利用料金:1泊 500円
     2泊以上 1,000円

参考リンク:
雷鳥沢キャンプ場|とやま観光ナビ
雷鳥沢キャンプ場 | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ

周辺地図



周辺の観光地としては雪の大谷や、みくりが池、地獄谷があります。
いくつかの山小屋で日帰り温泉に入れるので、観光のついでに日々の疲れを癒やすのも良いでしょう。
もちろん、周囲には多くの山々があるので、一つの山を登ったり、縦走するのも良いでしょう。


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